アモルファスとは

特殊な製法によって生み出された超薄型パネル

アモルファスパネルのメリットは初期費用か電気変換率かによって考え方が変わります。

太陽光パネルにはシリコン系と化合物半導体系、有機系などの種類にわかれます。それの内、シリコン系における種類の分別を行えば、結晶系とアモルファス系へと細分化されるのです。アモルファス系の太陽光パネルは製造方法においては薄膜シリコンの系統に含まれており、太陽光パネルのメジャーな形状の一つであります。

特色

アモルファスの太陽光パネルの特色としては、原材料が少なくても製品化が行えることから、生産の過程で大幅なコストダウンを行えること、そしてコストダウンを行えることによって大量生産ができることなどが挙げられます。それゆえに、消費者である私たちにとっても、アモルファスパネルは安価に購入できるというメリットを持っているのです。なぜこれだけ原材料を低く抑えて生産することができるのかと言えば、薄膜シリコンという系統に含まれていることからも分かるように、かなり薄い形状のパネルになることが大きな要因でしょう。その薄さは結晶系の太陽光パネルの100分の1程度とまで言われていますから、ただでさえ薄い従来の太陽光パネルから比較してみたとしても相当な薄さであることが分かりますよね。

アモルファスシリコン

アモルファスパネルがこの薄さを実現できるのには特殊な制法が関係しています。結晶系のような従来の太陽光パネルであれば、シリコンインゴットというシリコンの束をスライスしてそれを加工するという制法を用いてきました。しかし、アモルファスパネルはその名前の由来であるアモルファスシリコンという薄い膜状の非結晶性シリコンをプラズマを用いることでガラスなどの基盤に直接形成するようにして作られていることから、とても少ない原材料で製造することができるのです。

メリットとデメリット

さて、このアモルファスパネルのメリットは、冒頭でも述べたようにその原材料の少なさからくる低コストと量産可能な点、そして安価に購入できる点であります。しかし、それだけ安価であることからデメリットも存在しています。そのデメリットとして考えられるのが、電気変換効率です。従来の結晶系の太陽光パネルは太陽光を電気へと変換できる効率が最大で19%程度だと言われているところ、アモルファスパネルの電気変換効率は最大で10%程度でありますから、結晶系のものと比較すれば電気変換効率が低いことがわかります。それゆえに、太陽光から結晶系パネルと同じ量の電気を生産しようとする場合、アモルファスパネルは多くなってしまいますから屋根のスペースを取ることにもなります。

アモルファスパネルを検討する場合はコストの面での優位性に比べて電気の生産量は少ないことという点を考慮する必要があるでしょう。太陽光パネルは数十年使用できるものですから、最初は小さな差であっても後々に大きな差になってしまいますので、長期的な視点で見たとしてもアモルファスパネルの低コスト性に魅力を感じる場合であればそれを選択するべきであると思います。

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