単結晶とは

電気変換率の高さに定評のある単結晶パネル

性能は文句なし、課題は導入コストか。

太陽光発電設備における太陽光パネルには幾つかの種類があります。その種類の中でも最も高い電気変換率を保持しているのが単結晶パネルと呼ばれるものです。単結晶パネルはシリコン系パネルの一種に含まれます。シリコン系パネルはその名の通りシリコンを原料として作られた電気を少しだけ通す半導体を中核としたパネルです。単結晶パネルはそのシリコン系パネルの中でも、一つの結晶から生成されるシリコンから作られています。

特徴

単結晶パネルの特徴は冒頭でも述べたように、高い電気変換率が挙げられます。その電気変換率はそれを製品化している各種メーカーによって変わってはきますが、最大のもので19%を超える程度であり、その他の製造方法で作られた太陽光パネルからは群を抜いた電気変換率を誇っています。なぜこれほどの電気変換率が可能であるのかと言えば、単結晶パネルが1つのシリコン結晶によって製造されている部分にその秘密があります。単結晶パネルとよく比較対象とされるのが多結晶パネルですが、多結晶パネルであればいくつかの結晶がちぐはぐになって組織を形成していることから、電気抵抗が高くなってしまい太陽光の通りや電気の通りを悪くしてしまいます。その点、単結晶パネルは1つのシリコン結晶からできていますので、組織そのものが整合性を持った作りをしており、電気抵抗もそれほど多くなくスムーズに太陽光や電気を通してくれることからそれだけの電気変換率が可能になるのです。

コスト

単結晶パネルはその生産過程において、高純度のシリコンを使用します。それゆえに、シリコンの使用の面でかなり高いコストがかかってしまうことがデメリットとなっています。それゆえに、単結晶パネルの製品も市場価格においてはその他の太陽光パネルと比較して割高な値段になってしまうことが少なくありません。しかし、電気変換効率の点ではこれに及ぶものはありませんから、比較的コンパクトな屋根や敷地に太陽光設備を設置したいと考えている場合であれば、この単結晶パネルによって作られた製品を使用することがベストであるとも考えられます。

また、単結晶パネルが高価であるというデメリットを解消しようと、比較的安価に生産が可能である薄膜シリコン系の太陽光パネルとかけあわせたタイプのパネルも生産されており、これによって高い電気変換率を保持しつつも完全に単結晶のシリコンのみで作られたパネルより安く生産、購入できるものも存在しています。

単結晶パネルはとても歴史のある太陽光パネルの種類であることから、それに見合うだけの性能を保持しています。それゆえに現在でも世界において最も流通している製品ではあります。しかし、以前と比べてその生産コストは低くなってきたものの、これから先に向けてはより低コストで生産可能な薄膜系シリコンパネルや化学化合物系パネルなどにその主役の座を奪われてしまうことにもなる可能性があります。

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