え?ウチの電気、全部買い取ってくれるわけじゃないの?~全量買取~

全量買取には一般家庭ではなかなか難しい高い壁があります

全量買取には総出力量の条件があるようです。

太陽光発電を既に導入された家庭の方、もしくはこれから導入を考えている方の中には、自宅で生産される電力を全て買い取ってくれると考えている方がおられるかもしれません。そのような方は、その電力の買取制度のことを知ると、「自宅で生産された電力は全て買い取ってくれるわけじゃないのか」と思ってしまうかもしれません。事実、制度面の縛りによって、特定の条件を満たさなければ太陽光発電で生産された電力は全量買取を行ってはくれないのです。

買取制度の条件

まずその条件を知るためには太陽光発電はどのような制度によって買取が行われているかを知る必要があります。太陽光発電をはじめとした自然エネルギーなど再生が可能なエネルギー媒体は再生利用エネルギーと呼ばれており、その再生可能エネルギーを使用する方法で発電された電力は通常の電力よりも高い価格で電力会社が買い取ることが定められています。それが再生可能エネルギー固定買取価格制度であるのです。再生可能エネルギー固定買取価格制度においては、各種発電方法や発電設備の総出力量によってその買取価格が決められています。さて、先ほどの太陽光発電で生産された電力を全量買い取ってはくれないということにおいてとても重要になてくるのは、この発電設備の総出力量で買取価格が決められているという点です。実は太陽光発電の場合であれば、総出力が10kw以下の太陽光発電設備は余剰買取のみとなり、自宅で使用されなかった電力分だけが電力会社への買取となってしまうのです。一般的な家庭においての太陽光発電設備は、その総出力が平均して4kw~5kw程度ですから、全量買い取りを行ってもらえるだけの10kwの半分以下であります。10kw以上の総出力量を持つ発電設備を持っているのは一般的に売電を専業とするような企業などでありますから、家庭においてはそれほど一般的ではないのです。

全量を買い取ってもらうには?

では、一般家庭においては絶対に全量買取を行ってもらうことは不可能なのかと言えばそうではありません。先ほど述べた様な、全量買い取りにおける総出力10kw以上という条件をクリアすることができれば、一般家庭においても売電専用の太陽光発電設備を持つことができるのです。しかし、そのためには一般家庭での太陽光発電設備の約倍のソーラーパネルを敷かなければいけませんから、屋根の面積のことや初期費用の点で一般家庭にはかなりハードルの高いものにはなると思います。しかし、環境的にそれだけの太陽光発電設備を設置可能な家庭であれば10kw以上の総出力設備も夢ではありません。

しかし、10kw以上の設備になった場合は売電単価が現在の値段で1kwあたり37.8円になりますので、余剰電力買取だけの家庭に比べて少々低い売電単価になります。ただ、太陽光発電から生産される電力は通常の電力よりも約倍の値段で買い取られますから、10kw以上の設備がお得にはなるでしょう。

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